強豪イングランドに0-0の大奮闘 アメリカでサッカーが「北米4大スポーツ」に加わる日

公開日: 更新日:

 タレント軍団の「スリーライオンズ」に一歩も引かなかった。

 B組2戦目、米国は21日のイラン戦で6ゴールを量産したイングランドに、スコアレスドロー。枠内はゼロだったものの、相手の「9」を上回る10本のシュートを放ち、7度のコーナーキックで再三チャンスを作った。

 メジャーリーグ(MLB)やバスケットボール(NBA)などの4大スポーツに代表されるように、米国ではプロスポーツが盛ん。しかし、そんな中でもサッカーは根付かず、マイナースポーツの域を出ない時代が長かった。

 1967年に「北米サッカーリーグ(NASL)」が誕生。ペレやクライフ、ベッケンバウアーなど晩年の大スターを獲得するも、人気は長く続かず、84年にNASLは消滅した。

 96年に「メジャーリーグサッカー(MLS)」が開幕した時も、米国内では懐疑的な声が多く、当初の12チームから経営難で10チームに減少した時期もあった。

 それでも徐々にサッカー熱が増してくると、人気も右肩上がり。特にここ数年の発展は目覚ましく、これまでのリーグ最高年俸は2019年のイブラヒモビッチ(LAギャラクシー、元スウェーデン代表)の720万ドル(約10億円)だったが、今年トロントFCに加入したインシーニェ(イタリア代表)は1400万ドル(約19億円)。最高額を大幅に更新した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方