藤浪晋太郎はメジャー契約を勝ち取っても開幕ベンチ入りできる保証はどこにもない

公開日: 更新日:

 高卒1年目から3年連続2ケタ勝利。ストレートは160キロをマークするし、スプリットも投げるように、ポテンシャル自体は有原や山口よりも上だ。

 代理人を務めるのはオリックス吉田正尚を大型契約でレッドソックスにねじ込んだヤリ手のスコット・ボラス。メジャー契約は取れるかもしれないが、だからといって開幕からメジャーで投げられる保証はどこにもない。

 メジャーのキャンプはマイナーの招待選手も含めて60人程度でスタートする。メジャー契約の選手だろうと、結果が出なければマイナーに降格されたり、リリースされたりもする。バリバリのレギュラーや大型契約を結んだ選手を除けば、そういった厳しい生存競争を勝ち抜いて初めて、開幕ベンチ入りメンバーに名を連ねることができるからだ。

■注目度の低い球団がベスト

 メジャーの各球団には専門のセラピストがいるし、日本のプロ野球以上に精神面のケアに力を入れている。イップスを完全に克服するためには彼らに頼るのもひとつの方法だし、できればビッグマーケットではなく、ファンやメディアの注目度の低い球団でプレーした方がいい。なるべく静かな環境で、じっくりイップスを直すことができれば、道も開けるように思う。

メジャーリーグ覆面スカウト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった