<44>カタールW杯でギリギリ「三笘の1ミリ」に熱狂! スピードスケートにもあるVAR判定
カタールW杯に熱狂した1カ月だった。試合が深夜帯だったこともあり、娘を寝かせてから自宅のソファでひとりテレビ観戦。個人的には三笘薫選手に注目していた。スプリンターとしてアスリート魂が騒ぎ、ついつい身体能力の高さや足の速さに目がいってしまう。中でも「三笘の1ミリ」「VAR弾」といわれたあの折り返しプレーには本当に感心した。
スピードスケートにも「VAR」のような映像判定がある。女子ではほとんど見られないが、男子のレースは僅差で勝負が決することも多く、映像判定の場面によく出くわした。スラップスケートに変わってスピードアップが顕著になり、限界ギリギリの僅差のレースが増えたように思う。
陸上は最も速く胴体の一部がゴールラインを越えた選手の勝利だが、スケートの場合はエッジ(刃)の先端が先に入った選手の勝ち。必死になって足を伸ばしてゴールする。ちなみに、伸ばそうとして足を蹴り上げる行為は危険なためルール違反。
スピードスケートでは、両足首にセンサーのついたバンドを直接巻いて、タイム測定や映像判定に生かす。私が現役の頃からあったが、違和感があって足首の感覚がおかしくなるし、普段の練習ではつけていなかった。