千賀滉大「5年102億円」に透けるのはメッツのリスク回避 契約の中身はむしろシビアだった
必ずしも「破格」とは言い切れないようだ。
日本時間20日午前1時、千賀滉大(29)がメッツの本拠地シティフィールドで入団会見。背番号は「34」に決まった。
■「とても興奮している」
「(本拠地の)ビッグアップルに来られて、素晴らしいチームに入ることができて、とても幸せで興奮しています」
と英語で話した千賀は、5年総額7500万ドル(約102億円)の大型契約。しかも、全球団へのトレード拒否権に加え、3年目シーズン終了後となる2025年オフには千賀がFAを選択できるオプトアウト(契約破棄)条項も含まれている。メジャーで一球も投げていない投手に破格の条件とも言えるが、19日にAP通信が報じた契約の詳細を見ると、実際はむしろシビアであることがうかがえる。
AP通信によると、オプトアウトは23~25年の3年間で計400イニングを投げる必要があるという。この期間中、トミー・ジョン手術などを行えば、一発アウトだ。