大谷残留は「トラウト配置転換」が決め手 エ軍は一塁コンバート説得で主砲万全状態に
トラウトのフィジカルは大谷の去就とあわせてエ軍の懸案事項の一つ。実際、昨年のキャンプ直前にマドン前監督が主砲の守備の負担を減らそうと中堅から右翼へのコンバートを打診したが、本人は「まったく考えたこともない」と拒否。中堅を守り続けた結果、7月に左胸郭の炎症でIL入りした。
エ軍には二刀流の大谷がいるため、トラウトをDHで起用できない。球団は将来的にトラウトの一塁への配置転換を検討しているという。
大谷が切望する「ヒリヒリする9月」を過ごし、ポストシーズンを迎えるには、自身のパフォーマンスはもちろん、主砲が万全な状態でなければならない。今オフ、ミナシアンGMは大谷との残留交渉に加え、主砲の説得にも奔走しそうだ。
2年連続で開幕投手を務める大谷は日本時間17日の練習前に会見し、自身の去就に関して「このチームで優勝したいなという気持ち」と話した。