なでしこがポルトガルに2-1で逆転勝ちも…キープレーヤーMF長谷川唯の起用法に疑問あり
欧州遠征中の日本女子代表・なでしこジャパン(世界ランク11位)が日本時間8日、ポルトガル女子代表(同21位)とのアウェー戦に臨み、2-1の逆転勝利を収めた。
先手を取ったのは格下のポルトガルだった。
前半25分、最後尾からのロングボールを起点に日本の3DFの背後を突き、あっさりと先制点を奪った。日本は同35分に守備的MF長谷川が左サイドからのクロスを押し込み、何とか1-1のドローで前半を終えた。
後半8分、右WBから3DF右にポジションを移したDF清水が、ピッチ中央右のMF長谷川にパス。すかさず1トップのFW田中に向けて長谷川が絶妙ミドルパス。田中は右足アウトサイドでトラップしてGKの鼻先で左足浮き球シュートを放ち、この技ありシュートが決勝点となった。
なでしこジャパンは同日中にデンマークに移動し、日本時間12日に世界ランク15位のデンマークと対戦する(午前1時キックオフ)。ポルトガル戦では相手にペースを握られ、決定力不足からシュートチャンスを決められない場面も少なくなかった。攻守ともにギアを一段も二段も上げない限り、手ごわいデンマークを相手に苦戦は必至である。