(5)日本代表人気を国内にどう還元するのか真剣に考えなければならない
カタールW杯でドイツとスペインを破り、森保ジャパンの人気は最高潮に達した。これをどうやって維持し、さらに高めていくのか。W杯日本代表チームの団長を務めたJFA技術委員会・反町康治委員長に聞いた。(聞き手=サッカージャーナリスト・元川悦子、日刊ゲンダイ・絹見誠司)
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■3月にはWBCが開幕する
──森保監督や代表選手のメディア露出も一段落。3月24日の第2次森保ジャパンの初陣まで時間が空いています。
「日本代表の凱旋試合を帰国してすぐにでもやりたいところでしたが、インターナショナル・ウインドー(IW)の日程から、できないのが現実です。それはアルゼンチンやフランス、クロアチアやモロッコ(の4強)も同じ。どこの国も3月まで待たなければなりません。その間、Jリーグに関心が向いてくれたらいいのですが、2月に入ってプロ野球のキャンプ情報が増え、3月にはWBCも始まります。そういう中、サッカーがどれだけ頑張れるか、凄く興味深いところです」