巨人大城はアピールするなら“原のうち”…大物バウアーからの一発含む4安打も問題はリード
巨人の大城卓三(30)が2年ぶりに5番でスタメン出場を果たした。
昨9日のDeNA戦。先発のサイ・ヤング賞右腕・バウアーから二回の中前打を皮切りに、二塁打、5号2ランを放つなど計3安打。結局4安打2打点の固め打ちで、打率を.323に上昇させた。原辰徳監督(64)の5番起用に応えた形だが、問題はリード面である。
先月27日、阪神相手に3回8失点と大炎上した先発の山﨑伊織(24)とバッテリーごと交代となった。原監督は2人について「もう少し大きな汗をかきながら投げることが大事。かわそうとしても、そんなに甘い世界ではない」と苦言を呈した。
その後、今月に入って22歳の山瀬慎之助がスタメンマスクに抜てきされるなど、侍ジャパンの第3捕手としてWBCに出場し、世界一になりながら、いまだに巨人の正捕手の座はつかめないでいる。
さるチーム関係者がこう言った。
「あの試合、山﨑は右打者の外角へ投げた球をことごとく痛打された。山﨑は右打者には内角のシュートで攻めるタイプなのに、勝負所で外角を要求することが多く、それが甘く入った。なぜシュートがいい山﨑にむしろ外角ばかり投げさせたのか。大城は首脳陣に『投手の長所を理解しているのか?』とよく言われている。以前はピンチになると臆するのか、なかなか相手打者の内角をつけず、外角一辺倒になって『そんなのリードじゃない』と指摘されたこともありました」