侍J監督「栗山続投」急浮上!選手の評判上々も再びの激務に不安…本人は「GM業」に興味津々

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 3月のWBCで3大会ぶりの世界一を達成した侍ジャパンは今、次回2026年大会に向けた後任監督人事に着手している。

 現役監督では、昨季までリーグ連覇を達成したヤクルト高津臣吾監督(54)、オリックスの中嶋聡監督(54)、OBでは元ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)、元ヤクルト監督の古田敦也氏(57)に加え、06年、09年大会で連覇に貢献したイチロー(49=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)の名前まで挙がる中、ここにきて栗山英樹監督(62)の続投熱が高まっているという。

 日本を世界一に導いた栗山監督は、大谷翔平(28=エンゼルス)、ダルビッシュ有(36=パドレス)ら5人のメジャーリーガー招集に尽力(鈴木誠也=カブスは故障で辞退)。村上宗隆(23=ヤクルト)、佐々木朗希(21=ロッテ)ら史上最強といわれるチームをまとめ上げた。

■大谷、ダルが絶賛

 選手の評判も上々だ。大谷は、日本ハム時代の監督だったことを踏まえ、「初めて高校生の時に会ってから印象は何も変わってない。プロ野球の監督っぽくない雰囲気を持っている方。人間的にも勉強になっている。一緒に優勝目指して頑張りたい」と言えば、ダルビッシュも「出るところと引くところ、選手のことを上げてくれたり。栗山さんは、人を傷つけるとか、恥をさらすことを言わない。そこはすごく難しくて、そういう方は日本の指導者であまりいない。そういうところにすごみを感じます」と称賛した。

「栗山監督続投のメリット、デメリットを含めて議論が進んでいる」

 とは、球界OB。

「今回のWBCで栗山監督に白羽の矢が立ったのは、21年に日本ハムの監督を退任したばかりで現場感があることに加え、大谷が最もやりやすい監督であることも大きかった。実際、ダルビッシュも含めて当初は困難とされていた決勝戦での登板を実現させた。気配り、心配りに長けており、選手のプライドを尊重。ノビノビとプレーさせる操縦術は今の選手気質にフィットしている。一方、3年後となると、大谷の出場可否が不明なうえ、栗山監督は65歳を迎える。とはいえ、WBCの優勝に不可欠なメジャーリーガーの招集や起用について熟知している上に、世論の後押しもある『栗山続投』を推す声が大きくなっているといいます」

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