(9)ありえない、1打1万円なんて
「あっ」
声が出た。それは悲鳴に変わった。
ボールは右方向に飛んでいく。右は池だ。私は、絶望的な気持ちでボールの行方を追った。池に入るなと強く願った。しかし、無残にもボールは池に消えた。
「力みましたね?」
国本が言った。私は、がっくりと膝を折った。…
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