稲見萌寧が首位に4打差発進 岩井ツインズ倒し「完全復活」アピールへ…絶好調の2人も欠場
【資生堂 レディス】第1日
「強敵がいないなら」と、考えている者は少なくないだろう。
山下美夢有(21)は来週の全米女子オープンに備えて調整のため今大会は欠場。先週優勝の申ジエ(35)も不在だ。山下は今季17試合で4勝を挙げており、直近8試合はベスト10を外さず、優勝3回、2位2回、3位1回。申も直近6試合は優勝1回、2位2回以外の3試合も10位以内でフィニッシュしている。
絶好調の2人がいない中、誰より優勝を意識をしているのが、首位に4打差の1アンダー17位につけた稲見萌寧(23)ではないか。2020ー21年シーズンは9勝を挙げて賞金女王になり、東京五輪では銀メダルを獲得。「稲見時代」到来かと思われたが、昨年は腰痛に苦しみ1勝どまり。今季は15試合で予選落ちが6度もあり、前週の試合で久々に優勝争いに顔を出したが、国内ツアー会員として28勝目を挙げた申ジエに3打差の10位に終わった。それでも本人は「光が見えてきた」と復調の兆しを感じ、表情は明るかった。
ツアー関係者が言う。