藤浪晋太郎が電撃移籍オリオールズで託される大仕事 シーズン佳境にセットアッパー起用も
地元メディアによれば、オ軍でセットアッパーを務めるバウマン(26四球=救援投手リーグワースト)、ベーカー(22四球=同5位)の両右腕に四球が多いため、制球が安定し始めた藤浪を守護神バティスタ(4勝1敗、26セーブ、防御率1.00)へとつなぐ役割を任せる可能性もあるという。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういう。
「しばらくは六、七回を投げるミドルリリーバーで起用されるはずです。内容が良ければ、救援陣が疲労のピークに達する8月以降に重要な場面で使われるのではないか。当初は走者を背負った時の投球が課題でしたが、7月は無死二塁から始まる延長タイブレークで2試合連続無失点と結果を残しただけに競り合いの展開でも投入されるでしょう」
オ軍は18年オフにマイク・イライアスGM(前アストロズGM補佐)が就任してから本格的な強化に着手。同GMはア軍から投手コーディネーター、データ分析の専門家を引き抜いて、若手の育成を図った。若手中心のチームだけに、藤浪もすぐに溶け込めるのではないか。