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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大谷翔平は「日高見の王子」だった? 佐々木朗希に麟太郎…怪物を生む岩手県の謎に迫る

公開日: 更新日:

「南部美人」という伝統の銘酒がある。大谷の水沢はぎりぎり伊達藩だが、菊池の盛岡は南部藩、佐々木の故郷も日高見の端で、水沢は隠れキリシタンの後藤寿庵や支倉常長の臨終の地。この辺には隠れキリシタンの遺跡が多いのだ。中目先生はこうも書いている。

「義経が平泉に逃げたのも、難を外国にさけたのであった」(傍点筆者)

 優秀な大和族がもたらした異文化──美人、銘酒、キリシタン、そして新幹線で戻った野球の指導者……大谷翔平は「日高見の王子」ということにならないか。

 中目先生は近所の悪ガキに恐れられていた。私も屋敷の庭の大きな池に入ったホームランボールを拾いに忍び込んで、杖で追い回された。いまなら、この大谷の謎解きに大きくうなずくだろう。

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