オリオールズ藤浪晋太郎 新天地で初球被弾ほろ苦デビューも…移籍にメリットしかない理由
オリオールズに移籍した藤浪晋太郎(29=前アスレチックス)が日本時間22日、出場選手登録され、同日のレイズ戦で初登板。0-2と2点を追う七回に登板し、8番シリに初球のストレートを左翼席に運ばれ、1回を1安打1失点1奪三振。ほろ苦い新天地デビューとなった。
オ軍はチームが低迷した2017年から21年までの5年間は、チーム防御率が4点台後半から5点台を記録。崩壊状態だった投手陣を立て直したのが、ダレン・ホルムズ投手コーチ補佐(57)だ。
ロッキーズで5年間、ブルペンコーチを務めた後、19年から現職に。03年の現役引退後はメジャーリーガーがオフに通うトレーニング施設に勤務しながら、独学で生体力学をマスターした。指導者に転身してからは生体力学の理論を生かし、個々の投手に合わせた効果的な投球フォームを身に付けさせ、パフォーマンス向上を図った。
ホルムズ投手コーチ補佐が負担の少ない投球動作を指導したこともあり、オ軍投手陣の故障は激減。今季、オ軍の投手は5人が負傷者リスト入りしたものの、ア・リーグではブルージェイズ(3人)、マリナーズ(4人)に次いで少ない(21日現在)。