バウアー故障離脱でDeNA大打撃…今季絶望でリーグ優勝、CS逃せば“損害額”は計り知れず

公開日: 更新日:

 首脳陣は目の前が真っ暗になったに違いない。

 1日、3位DeNAのバウアー(32)が登録抹消となった。先発した8月30日の阪神戦でゴロを処理した際に転倒し、三回限りで降板。翌31日に病院で検査を行い、「右腸腰筋遠位部損傷」と診断された。

 三浦監督は「しばらくかかりそうな感じ。本人も残念がっていた」と、復帰時期や全治などは口にしなかったものの、ケガの程度次第では今季絶望の可能性もある。

 バウアーは5月からの途中加入ながら、リーグ2位タイの10勝(4敗)をマーク。事実上のエースとして、優勝争いをするチームを牽引してきたが、離脱となればチームの受けるダメージは計り知れない。

 8月は中6日が1試合、中5日が2試合、中4日が3試合あり、1人で6度も先発している。成績も同月だけで43イニングを投げ、3勝1敗、防御率1.67。チーム内でも断トツの成績を残した。

 メジャーのそれとは異なり、日本の先発は中6日がスタンダード。中4日で回れるバウアーは他の投手より1.5試合多く投げられる上に、コンスタントに勝ち星を稼いでくれる。

 1日は4位巨人を破り、ゲーム差「3」に突き放したDeNA。これで優勝、CSを逃せば球団の損害額は1億円や2億円じゃすまない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ