バスケ男子代表ホーバスHCの「手腕と評判」 48年ぶり自力五輪の結果次第ではNBAが争奪戦!
東京五輪後には米国女子代表やWNBAからオファー
ホーバスHCの手腕が評価されているのは国内に限らない。実際、東京五輪後には決勝で対戦した米国女子代表の他、米女子プロリーグのWNBAのチームなどから多数のオファーがあった。
今大会の躍進に加え、来年のパリ五輪で女子に続くメダル獲得はともかく、NBA選手を中心としたチーム編成で臨んでくる世界の強豪相手に番狂わせを演じれば、ホーバスHCにオファーが殺到するのは必至。これまで女子の指導経験が長かっただけに、男子でも五輪で手腕を発揮すれば、NBAチームに招聘される可能性も十分にある。
NBAの選手は高給取りが多いことで知られるが、実は指導者の待遇もハンパじゃない。昨季(22~23年シーズン)の最高年俸はスパーズ・ポポビッチHCが約19億円、ウォリアーズ・カーHCが約14億円、ヒート・スポールストラの約12億4000万円で続き、30球団の平均は約5億2000万円。NBAでの指導歴はないとはいえ、バスケットボールの弱小国だった日本を世界と戦えるレベルに引き上げた手腕、研究熱心な姿勢を評価し、好条件を提示するチームは少なくないのではないか。
来年のパリ五輪後は日本代表HCの争奪戦が展開されるかもしれない。