ソフトB藤本監督は「左右病」からようやくお目覚め? 期待の2020年ドラ1井上朋也が躍動
ソフトバンクの藤本監督はファンのみならず、評論家からも首を傾げられる采配が少なくない。
そのひとつが「左右病」だ。相手先発が右腕の時は左打者をスタメンに並べ、逆もまた然り。柳田や近藤など中核選手は左打者ばかりのため、右打者がズラリ、ということはないものの、それでもレギュラーではない野手の起用は大体このケースに当てはまる。
これは藤本監督自身、かつて「SNSとかで左右病とか書かれている」と自虐したように、本人も自覚はある模様。それでも一向に止む気配がなく、5日はロッテ先発の左腕・小島に対し、来日していまだ無安打の右打者、助っ人のホーキンスをDHでスタメン起用した。
これで困ったのが、近藤の守備位置だ。今季は主に左翼かDHでの出場がほとんどだったが、すでにDHは埋まっている。右翼は柳田の定位置で、外野を幅広く守れる周東と柳町はいずれも左打者。左腕・小島が投げる試合のスタメンとして、2人の名前は藤本監督のアタマになかったのだろう。
かくして左翼は“右打ち”の増田、中堅に「負担がかかるから、あまりやらせない」と言っていた近藤が配置された。