巨人打撃陣「非四球病」の深刻度…3位浮上を阻むのは投手陣の「四球病」だけじゃない
残り23試合でCS圏内の3位浮上を目指す巨人は、致命的な問題を抱えている。投壊だ。
■野手・北村のリリーフ登板が物議
改めて表面化したのが、前日2日のDeNA戦。先発の横川が1回3失点で降板すると、矢継ぎ早に投入されたリリーフ6投手も相手打線の勢いを止められず、最後は8番手投手として内野手の北村が登板し、物議をかもした。
3日も先発の井上が7失点で2回途中KO。逆転で3連敗を阻止したものの、CS進出を争うライバルの3位DeNAとの直接対決で負け越すなど厳しい戦いが続く。
「投手陣の不安が解消されないまま、シーズン最終盤まで来てしまいました。原監督がかねて口にしているように、中でも四球から崩れるケースが多い。巨人のチーム与四球数はリーグワースト2位の353。2日の試合後、原監督が野手北村の投球を『初球にストライクを入れた。久しぶりだね』と制球難の投手陣を念頭に置いて評していたのが印象的です。実は攻撃陣も、四球に関わる問題を抱えています」