V逸ソフトバンク「投手王国」も今や昔…機能不全の最大要因を球団OB右腕がズバリ指摘
「私は以前から指摘していますが、投手王国というのは自前で投手を育て上げてこそ。ソフトバンクは12球団で一番多く投手を補強しているものの、ここ10年、肝心のドラフトで獲得した選手はどうか。人材がいないのではありません。むしろ多くの逸材を獲得しながら、それが現在、戦力になっていない。投手は長いスパンで育成計画を立てなければいけません。今は高校野球のみならず、アマチュア球界全体で球数制限などが叫ばれている時代。大卒や社会人出身だからといって即戦力とは限らず、選手によっては体力づくりも必要になる。育成方針の見直しが必要です」(山内孝徳氏)
昨オフに80億円の大補強を敢行しながら、V逸が確定したソフトバンク。チームの再建は長い時間がかかりそうだ。