【window dressing】17年オフに注目された大谷の移籍先 エ軍以外は「粉飾決算」だった?
エンゼルスの大谷翔平が米国時間19日、靱帯を損傷した右肘(burn elbow)の手術を受けて、成功した。執刀医によれば、来季開幕から打者として復帰、2025年シーズンから二刀流復活が可能だという。
今後のリハビリの推移が気になるところだが、米メディアの関心は相変わらず今オフのFAの去就に向いている。ニューヨーク・ポスト紙は、大谷のメジャー挑戦が決まった17年のオフを振り返り、以下のようなことを書いていた。
当時、大谷がDH制度のなかったナ・リーグの3球団を含め、計7球団を移籍先の最終候補(final list)としたことに関し、「この行為は大谷のwindow dressingだった」と指摘。二刀流を目指していた大谷にとって、DH制度があったア・リーグ、しかも、温暖な西海岸の球団しか選択の余地がなかったはずだ、と主張している。
「window dressing」は直訳すると、「ショーウインドーのお飾り」。“dressing”は「化粧の仕上げ」「着付け」のこと。「window dressing」は、ビジネス用語としては「決算対策用にお化粧する」、つまり「粉飾決算」となる。「うわべを飾ること」「見せかけの行為」ということだ。