日本OP初のアマ・プロ連覇目指す蝉川泰果にのしかかる国内男子人気復活の重圧

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 さらに、菅野氏が続ける。

「ジャンボは高校野球で選抜甲子園大会に優勝し、西鉄ライオンズ(現西武)に入団。プロ野球では花を咲かせることができなかった。そんな若者がプロゴルファーを目指すということで、プロ入り前から話題になっていました。プロ1年目でスター選手になると多くの企業は確信したのでしょう。70年の国内試合は確か9試合しかなかったが、翌年からどんどん増えていったのは、尾崎人気によるものです。プロ2年目は日本プロで初優勝を遂げると、日本シリーズを含めて5勝を挙げ賞金王。尾崎時代が幕開けし、マスターズに初出場した3年目は38戦10勝と怪物ぶりを発揮した。とにかくスケールの大きなプロゴルファーの登場は、後のゴルフブームにつながっていくわけです。当時のジャンボと蝉川や中島を比較するのは酷ですが、女子プロが隆盛を誇る国内のゴルフ界をジャンボも苦々しく思っているはずです」

 蝉川が今年、アマとプロで連覇を果たせば、少しは注目されるはずだが……。

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