金谷拓実が通算6勝目もフジサンケイは“閑古鳥”…ギャラリーが集まらない本当の理由
【フジサンケイクラシック】
大会は単独首位発進の金谷拓実(25)が逃げ切り、6月の「日本ツアー選手権」以来の通算6勝目を挙げた。
4日間アンダーパーは8選手というタフな設定に苦しむ選手が多かったが、勢いのある20代の若手が試合を盛り上げるなど見どころは多かった。
しかし観客の入りは悪かった。初日894人、2日目858人、3日目1263人、最終日2008人。4日間トータル5023人は、3日間大会だった女子の「ゴルフ5レディス」の5372人よりも少なかった。
かつて川奈ホテルGCで開催され、尾崎将司が優勝した1993年大会には3万4396人ものギャラリーが押し寄せた。
ところが2005年に富士桜CCに会場を移してからは石川遼が連覇した10年大会の1万5619人が最高記録で、松山英樹が勝った13年大会ですら9586人と1万人を割った。主催者はコース近くにギャラリー駐車場を用意したが、会場までの交通手段が不便なこともあって、ファンの観戦意欲を高めることはできないようだ。