原前監督は助っ人補強では「裸の王様」…米国スカウト網を破壊し、外国人ほとんど機能せず

公開日: 更新日:

 焦った巨人は21年6月に「米国OBスカウト」を設置。アリアス氏、マギー氏ら数人のOBを採用したものの、コロナ禍だったため「米国内での移動はなし。情報をあげるだけ」(同前)というなんとも微妙な立場だった。アリアス氏はその後、駐米スカウトとなり、今年は投手のビーディを獲得したが、そもそも「情報をあげるだけ」のOBスカウト出身。「見る目」まで求めるのは酷というものだ。結局ビーディは0勝6敗1Sで途中から中継ぎとなるなど、からっきしだった。

 原監督が重宝していた外野手のブリンソンも、前の走者に追い付きそうになったり、アウトカウントを間違えたりと、考えられないボーンヘッドを繰り返した。

「首脳陣が言っても言っても怠慢プレーを繰り返す。完全にナメられている」とチーム内で問題になったという。

■今季もほとんど機能せず…「やっと話を聞いてもらえる」

 今年在籍した7人の支配下助っ人は、途中加入のバルドナードが中継ぎとして21試合で防御率1.69と奮闘。他にはグリフィンが6勝(5敗)を挙げたくらいで、ほぼ戦力にならなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ