28年ロス五輪「野球・ソフト」復活…MLB“手のひら返し”で主力派遣の裏に巨額のTVマネー

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 前出の友成氏が言う。

「大リーグのトップ選手を五輪に派遣することで、野球が盛んではない国や地域での選手発掘をもくろんでいるのです。これまで野球がマイナースポーツだった国からメジャーリーガーが誕生すれば、注目度が高まり、人気に火が付いてビジネスチャンスも生まれるからです。MLBが想定する『主力選手』には大谷翔平(29=エンゼルス)も当然、含まれているはずです」

 大谷は34歳で28年のロス五輪を迎える。今年9月に右肘を手術し、投手として復帰する25年以降、肩や肘の故障がなければ、年齢的には投打の二刀流をこなすのは可能だ。

「今や日米はおろか、野球が普及していない欧州のメディアからも注目されている大谷を、ビジネスセンスに長けたマンフレッドコミッショナーが放っておくはずがありません。莫大な利益をもたらす大谷をNPBとともにロス五輪日本代表として担ぎ出すのは明らかです。決勝で日米対決が実現するよう、組み合わせの決定権がある世界連盟に働きかけることまで考えられます」(友成氏)

 MLBが手のひらを返した裏には間違いなく大谷の存在がある。

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