櫻井心那も即ブレーク!下部からレギュラー昇格ですぐ活躍できる理由 塩谷育代プロが解説
女子ゴルフの下部ステップ・アップ・ツアーはあす2日開幕の「明治安田レディスオープン」(大阪・茨木国際GC)を含めて残り3試合になった。賞金ランク1位、2位は来季レギュラー1回目リランキングまで出場でき、各大会優勝者と同3位から10位まではQTファイナル出場権を手にできるとあって、熱戦が繰り広げられている。
現在トップは3勝をマークして約2340万円獲得のルーキー、ウー・チャイェン(19・台湾)。2位は直前2試合連続優勝の大須賀望(21・約1633万円)で賞金差は707万円。3位は1勝の小林光希(21・約1481万円)、4位・鬼頭さくら(28・約1280万円)も1勝と続く。
残り3試合はいずれも優勝賞金360万円。全勝すれば4位鬼頭まで逆転で下部賞金女王のチャンスが残されている。昨季の下部賞金女王だった櫻井心那(19)は今季レギュラーに昇格して、あっという間に史上3人目の10代4勝をマークして大ブレーク、ポイントランク5位につける。
塩谷育代プロがこう解説する。
「下部ツアーもここ数年、レギュラーに昇格してすぐに勝てる選手が上位を占めるようになりました。10年前は年10試合しかなく、すべて2日間大会でした。それが今では23試合に増えて4日間大会が1試合、3日間21試合、2日間1試合と充実し、競争が激しくなった。セッティングもピンポジションが厳しくなっており、下部ツアー選手のレベルアップにつながっているのでしょう」