大谷翔平はエンゼルスからのQO拒否…移籍“短期契約”狙いの裏に3つの思惑

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契約期間短縮で広がる球団の選択肢

 大谷サイドが短期契約を受け入れれば球団の選択肢は広がる。総額500億~700億円を払う余裕のない球団でも、契約期間が短縮されて負担が少なく済むなら獲得のハードルは下がるからだ。

 今季は、チーム総年俸が約170億円で30球団中21位のダイヤモンドバックスが22年ぶりにワールドシリーズ進出。100億700万円で同29位のオリオールズがヤンキース、レッドソックスなどの金満球団を抑えて9年ぶりにア・リーグ東地区を制した。資金力とチームの強弱が比例するとは限らない。

 勝ちに飢えている大谷が二刀流継続の他に望んでいるのは、ポストシーズン進出。今季のダ軍やオ軍のようなチームでプレーすれば「ヒリヒリする9月」を過ごしたうえに、二刀流としてプレーできる可能性もあるのだ。

 大谷は史上最高年俸の短期契約を手にし、二刀流復帰に励みながら、チャンピオンリングを目指すことになるかもしれない。

 その大谷は日本時間15日、FA選手に提示されたクオリファイングオファー(1年約30億5000万円)を拒否した。

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