カブス入り今永昇太の父はハーレー駆る元中学校長 「投げる哲学者」のルーツを両親が語る
DeNAからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた今永昇太投手(30)がカブスと契約合意に至ったことが報じられている。
今季は22試合の登板で7勝4敗、防御率2.80。174三振で最多奪三振のタイトルを獲得した。8年間で64勝50敗、防御率3.18の成績を残したDeNAの左腕エースは、2015年のドラフト1位で駒沢大から入団。独自の理論と味わい深いコメントで「投げる哲学者」とも呼ばれた。ドラフト指名直後の日刊ゲンダイの取材に「昇太が泣いた姿を見たのはたった1度だけです」と、ご両親が語っていたその素顔とは(年齢、肩書きなどは当時のまま)。
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父の孝司さん(63)は5年前、大型二輪の免許を取った。飲み友達に誘われるがまま、58歳での教習所通い。それまで、車の普通免許で50㏄のスクーターに乗った経験はあったが、バイクに興味を持ったことさえなかった。それが、中型免許を飛び越えていきなり“最難関”を目指した。
「たまたま職場の近くに教習所があったもんで、軽い気持ちで挑戦したわけです。それでも、2カ月で大型二輪の免許を取りましたよ。で、年甲斐もなく1600㏄のバイクに乗っております。趣味はツーリング? いやいや、もっぱらひとりで近所を走っているだけ。人間、何事も緊張感がないとダメでしょ。大きなバイクに乗っていると、やっぱり怖いですから、緊張するんです。要するにボケ防止ですよ、ハハハ。だから、雨の日を除いてほぼ毎日、通勤に乗ってるわけです」