カブス入り今永昇太の父はハーレー駆る元中学校長 「投げる哲学者」のルーツを両親が語る
そんなバイタリティーあふれる孝司さんの愛車は、米国が誇る大型バイクのハーレーダビッドソン。中古で300万円の大枚をはたいた、重量400キロを優に超えるブラックカラーの本格的なツーリングタイプだ。こう書くと、「コワモテの自営業者」というイメージを膨らませてしまうが、実は孝司さんの職業は教員だというから面白い。
■「本人の努力はもちろんですけど、一体、誰の血なんでしょうかね」
地元・北九州市の福岡県立八幡南高から国立の広島大学に進学。卒業後に公立中学の保健体育の教師になった。45歳で校長になると、定年までの15年間、北九州市内で転勤を繰り返しながら、生徒と奮闘した。
「定年退職した3年前からは、北九州市教育委員会の嘱託の職員です。警察OB、校長OBの方々で構成する『少年サポートチーム』の一員として今も週に2日は小学校、週に4日は中学校に通って、朝8時半から夕方の5時まで、先生方の授業のサポートや生徒の生活指導の手伝いなどをしております。そこへ、例のバイクで通っているわけです。珍しい先生? そうはいないでしょうね、ははは」