パリ五輪女子代表選考は「混戦」…2枠目へ「大逆転」狙う海外メジャー組の大逆転はあるか
一方の女子はランクトップの畑岡奈紗(17位)から4番手の笹生優花(26位)まではダンゴ状態。今季から米女子ツアーに参戦している前回大会銀メダルの稲見萌寧(73位)は、もっか代表争い12番手からの大逆転を狙う。
ツアー関係者がいう。
「順当なら代表2人は畑岡、古江彩佳(19位)で決まりでしょうが、代表争いの行方を左右するのはポイント加算が大きい海外メジャーの成績です。山下美夢有(22位)や稲見もそれが狙いです。つまり、4月のシェブロン選手権、6月の全米女子オープン、全米女子プロの3試合で、ランクが下位の者でも逆転は可能です。今季の山下は、出場資格があるなら海外メジャー5大会にフル参戦して優勝を狙うと燃えているが、今回、もっとも五輪に出たい気持ちが強いのは古江でしょう。東京五輪の代表を逃して悔し涙を流してから3年目。若手が次々に出てくる女子プロ界ですから、五輪出場のチャンスは24歳で迎えるパリが最後という覚悟ではないか。山下も同じ。畑岡に続く2枚目の代表切符は古江か山下と見ています」
国内を主戦場にする山下と米国で実績を残す古江の一騎打ちか、岩井姉妹や西郷真央が割って入るのか。