カブス指揮官も大絶賛! 今永昇太「最強打線」を手玉に取った冷静沈着な観察眼
今季からカブスの指揮を執るクレイグ・カウンセル監督は今永の観察眼を高く評価。渡米1年目の開幕から好スタートを切れた要因について米メディアの取材に「日本での経験(8年)があるのはもちろんだが、マウンド上で相手打者の反応をうかがい、スイングを見て狙い球を読んでいる。初めて対戦する打者ばかりだが、相手の情報を全て掴んでいるかのような投球をしてくれている。彼は多くの引き出しを持っているだけに、(メジャー経験の浅い)若手投手よりも早く適応できるだろう。対戦相手の情報が増えていく今後に期待が持てる」と話している。
今永は独特の言いまわしで自身の投球や思考を表現することから「投げる哲学者」の異名を持つが、指揮官は「心理学者」と見ているようだ。
4年総額約77億円の好条件で入団したルーキー左腕はひとまず、マウンドでの観察眼という武器を遺憾なく発揮している。
その今永は9日、同僚の鈴木誠也(29)とともに、ナ・リーグの週間MVP(1~7日)の候補に入った。前週の鈴木は打率.350、2本塁打、10打点だった。