大谷が2戦連発39号ソロも「未来が見えない」深刻度…打撃の歯車狂ったまま8月は打率1割台
「打てそうな気がして凡退してしまうのと、打てなさそうな気がしてもヒットになるのとでは全然違うので。ボールの見え方もそう。僕としては打ち損じているくらいの方がいいかなと思う」
つまり大谷はいま、打席に入ったとき、ピッチャーと向かい合ったときに「打てなさそうな気がしている」。だから結果として本塁打を打ったところで、「未来が見えない」のだろう。
大谷は打席に入る前に入念な準備をする。自身のフォームの確認はもちろん、相手投手のフォームや球種、特徴などを頭に入れている。
対戦する投手に関しては、開幕前から映像を見て分析しているという話もある。そうやってできる限りの準備をしているにもかかわらず、「打ったと思ったボールがちょっとのズレでコンタクトできていない、いい打球になっていない」と言う。「打ったと思ったのが空振りしたりとか、ファウルになっているという状態があまり良くない」とも。
そんな状態が続いているがゆえに「打てそうな気がする」打席が少ないのではないか。