甲子園出場監督5人を直撃「7回制の導入どう思う?」 現場から出たリアルな賛否、ユニークな発想も
智弁学園小坂監督「僕は賛成です。ただ……」
智弁学園(奈良)の小坂将商監督(47)は反対に「強いチームが勝つとは限らない」と、自らの経験からこう話す。
「去年まで2年間、すでに7回制が導入されているU18W杯のコーチをさせてもらいましたが、とにかく試合展開がめちゃくちゃ早いんですよ。9回制だったら先発が後半バテて相手打線につかまることもありますが、7回ならそうそうバテない。こうなると好選手が多いからといって、油断はできなくなる」
小坂監督はそんな7回制について「賛成」の立場だ。
「今でも投手の球数制限とかありますよね? 7回制なら、それもある程度はクリアできる。連盟の方々が導入すると言うならば、僕は賛成です。ただ……甲子園は各地方からの応援団が来るじゃないですか。勝てばいいですが、7イニングであっさり終わって帰る、というのは可哀想というか、ちょっとどうなのかなという気はしますけどね」
先を見据えている監督もいる。