甲子園出場監督5人を直撃「7回制の導入どう思う?」 現場から出たリアルな賛否、ユニークな発想も
木更津総合五島監督「ちょっといい投手が出てきたら…」
夏の甲子園は19日に準々決勝4試合が行われるが、出場校の監督の間では反対意見も含めてかんかんがくがくの議論が巻き起こっている。
高野連が去る2日、熱中症対策として将来的な導入の検討を明らかにした「7回制」のことだ。
前回大会から五回終了時に10分のクーリングタイムを設けるなど、熱中症対策を取っているものの、それでも連日、脱水症状により足がつる選手が続出。従来の9回から7回にすれば、それだけリスクが減るのは道理ではある。
しかし、多くの監督や球界関係者から「7回制は果たして野球なのか」と反対意見が続出。困惑の声も多い。木更津総合(千葉)の五島卓道監督(70)もそのひとりだ。
「私なんて『七~九回が本当の勝負だ!』と指導者の方々に言われてきて、選手に『3打席回ってくる間に対策を考えろ』と教えてきた身としては、どうすればいいんですかねえ(苦笑)。ちょっといい投手が出てきたら7イニングなんてすぐですよ」
他の監督たちはどう考えているのか。