巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり
高橋氏が指摘するように、今季は得点圏でなかなか適時打が出ない。得点圏打率は優勝を争う4チームの中ではワーストの.234。8日のDeNA戦は球団ワーストを更新する18度目の完封負けを喫した。前日の7日には延長十二回を戦い19残塁。これは球団の歴史上ワースト2位の多さだった。高橋氏が続ける。
「今年はチャンスで畳みかけられない。規定打席に達している丸は、打率はそこそこ(.283)なのに得点圏は.250。吉川も打率.281で得点圏.240。主砲の岡本にしても、本塁打は出ても、得点圏が低い(.265)。打線が勝負弱ければ自然と残塁も増えてくる。バントができない、適時打も出ない八方ふさがりの中、いかに改善できるかがカギを握るでしょう」
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そんな巨人では今季、ある種の異常事態が起きている。これまで「助っ人野手の獲得下手」と言われていたが、今季は「大当たり」しているのだ。いったい何が起きていたのか。フロントの足を引っ張っていた「原前監督の注文」とは。
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