中日立浪監督「急転退任」の舞台裏と3年連続最下位の元凶…次期監督候補は2人に絞られる
突然の表明だった。
阪神に敗れた18日の試合後、中日の立浪和義監督(55)が「責任を取って、今年限りで辞めさせていただきます。ケジメをつけます」と辞任の意向を明らかにした。
この日の敗戦でクライマックスシリーズ進出の可能性が完全に消滅。6位に転落し、3年連続最下位が現実になりつつある今、「結果がすべての世界ですから」と現状を受け入れざるを得なかったのは確かだろう。
「とはいえ、です。“ポスト立浪”の最右翼だった球団OBで侍ジャパンの井端弘和監督(49)が2026年のWBCまで日本代表を率いることが内定したことで、球団内には立浪監督の続投を推す意見が出ていた直後のことですからね。成績が振るわない中でも本拠地バンテリンドームの観客動員は好調で、地元名古屋財界の支持もあった。球団としても、満を持して中日のプリンスを監督に据えただけに、このまま終わらせるのは忍びないという思いがあったのは確かですが、その球団への不信感が今回の辞任表明というか、ケツをまくる事態につながったという側面もあると思う」(名古屋の球界関係者)