ドジャース初戦はパドレスのエース「奪三振マシーン」と対決!大谷とは“浅はからぬ因縁”が
昨季、所属したホワイトソックスは100敗を喫し、自身も7勝(9敗)に終わったため「このチームでは先が見えない」と、クリス・ゲッツGMに自ら移籍を直訴。ドジャースも獲得に動いたが、パドレスとの間でトレードがまとまった。新天地では本人の思惑通り、自身3年ぶりとなるポストシーズンで登板する機会を得たことから、同地区のライバルとの対戦に並々ならぬ意欲を見せている。
シースに対して大谷は通算19打数5安打の打率.267、2本塁打、3打点、5三振。特筆すべき結果は残していないものの、験がいい。実はエンゼルス時代の21年、渡米後初めて「2番・投手」のリアル二刀流で出場した4月5日のホワイトソックス戦でシースと対戦し、一回を無失点に抑えて迎えた第1打席でリアル二刀流第1号を右中間に叩き込んだ。
投手として、4回3分の2を2安打3失点で降板。初勝利はならなかったが、当時、米国内ではリアル二刀流に対して懐疑的な見方が占める中、大谷は投打同時出場した最初の試合でいきなり結果を残してみせた。その後の活躍からも、シースからの一発が二刀流プレーヤーとして全米で認知される契機になったといっても過言ではない。