大谷は来季投手に軸足、目指すはサイ・ヤング賞 投打フル出場は《負担が大きく論外》と識者
2020年以来、4年ぶりの世界一を目指すドジャース。
選手がプレーオフに向けて調整する一方で、フロントを含めた首脳陣はすでに来季に向けた青写真を描いているという。
来季、二刀流が復活する大谷翔平(30)の起用法もそのひとつ。投手として復活するだけに、どういった使い方がチームや本人にとってベストなのか議論を重ねているとか。その中で有力視されるのが、投手に軸足を置いたプランだそうだ。
大谷は今季、DHとして159試合に出場。たった3試合休んだだけで、本来、主力野手の休養の場でもあるDHを独占できたのはフロントと首脳陣の意向だった。
他の野手を交互に休ませる以上に、大谷を常時打席に立たせた方がメリットが大きいとソロバンをはじいたからだ。
結果は思惑通り。前代未聞の「54本塁打-59盗塁」をはじめ、3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」、リーグトップの130打点で地区優勝に大きく貢献。ケガ人続出で脆弱だった投手陣をカバーできたのは大谷のバットと足によるところが大きかった。