巨人・大勢「危ないセットアッパー起用」…レジェンドは負担増を指摘「抑えよりしんどかった」
「僕の場合、八回などのセットアッパーの方がしんどかったですね。抑えの場合、勝っているか同点の場面でマウンドに上がりますが、セットアッパーは2点差で負けている場面から3点差でリードしている展開と幅広いシチュエーションで登板の可能性がある。2点差で負けている展開はモチベーションの持っていき方が難しいし、点差は関係なく1点も取られてはいけないのがセットアッパー。2点差や3点差で勝っているケースで九回のマウンドに上がったクローザーは、点差の範囲内で1点や2点取られてもいい。昔のように中継ぎが何度も肩をつくるというのは減りましたが、勝ち試合にしか投げない抑えより、セットアッパーの方が投球回数が増える傾向がある。九回より八回の方が負担は大きいといえます」
大勢はかねて公言しているメジャー志向について「野球をやっていたら一番いいところを目指すもの。自分自身も行きたいのはあるが、やることをやってからという話」とした。
仮に巨人が認めるポスティングが「1年1人」なら、25年オフ岡本、26年オフ戸郷、27年オフが大勢の順番だが、右肩の故障が再発すれば致命傷となりかねないだけに、八回起用には細心の注意が必要である。