大の里が目論む横綱ロード…少なくとも師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)には微塵の焦りもなし
と話す角界OBはさらに「本人は焦りもあるかもしれないが」と、こう続ける。
「少なくとも師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)はみじんの焦りもないでしょう。なにせ、大の里は今年が入門3年目。まだまだ素質を生かせるだけの稽古をこなせる体ではなく、師匠も細かい技や技術指導は控えているようですから。本場所終盤で腰高になる悪癖も、純粋な体力不足。これもすり足やしこなど、日々の稽古をきちんとやっていれば、徐々に改善されるでしょう。琴桜や豊昇龍らとは異なり、力士としての完成度はまだまだなんです」
それでも2度の優勝をするあたり、やはり素質はケタ外れ。大きなケガをせず、力士として「完成」した時には、一気に他の力士をごぼう抜きするかもしれない。
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大相撲と言えば、先場所限りで引退した貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。
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