ライフスタイルの「多様化」と「時短」がゴルフの常識を変える バーチャル×リアルの新リーグまで始動
「ゴルフの未来はどうなるのか」
そんなことを考えたのは、バーチャルとリアルを融合させた、新しいゴルフリーグが米国でスタートしたからです。
この新リーグは屋内スタジアムが舞台。ドライバーやアイアンは巨大スクリーンに向かって打ち、50ヤード以内のショートゲームは実際にプレーする。既存のシミュレーションゴルフをワイドに進化、発展させたもので、T・ウッズやR・マキロイ、松山英樹ら、PGAツアーの24選手が6チームに分かれ、1日1マッチ(残り4チームはオフ)を行う。試合開始から終了までは約2時間とスピード感が求められる時代に合ったフォーマットで若いファンを獲得する狙いもあるようです。
ゴルフ界に若い人を引き込みたいのは日本も同じです。今年はゴルフ市場を支えてきた団塊世代が全員75歳以上となります。数年前から「ゴルフ業界の2025年問題」としてマスコミが取り上げ、競技人口の急激な減少が懸念されてきました。
一方で、コロナ禍以降、若者の中でもとくに女性ゴルファーが急増し、雑誌やテレビでも関連情報が増えました。