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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

【現地ルポ】異様だったトランプ大統領就任式 MAGA支持者が殺到し「これで米国がまともな国になる」

公開日: 更新日:

 第47代トランプ大統領の就任式(20日)は、予定調和を大きく破る、ある意味、異様なものだった。

 まず会場が直前になって変更された。その日の予想最高気温がマイナス6度という異例の大寒波に襲われたからだ。

 通常は連邦議会議事堂バルコニー、つまり屋外で執り行われるはずが、屋内に変更になった。室内での就任式は40年前のレーガン大統領就任以来だという。

 それに伴い、議会前のナショナルモールの巨大な観客席も、近くのキャピタル・ワン・アリーナに振り替えられた。そのため、数十万人と予測された観客がキャパ2万人のアリーナに殺到したのだ。朝8時の開場時、真っ赤なMAGAハットをかぶり着膨れした人々の行列は、首都の中心部からチャイナタウンを突っ切って、はるか先まで伸びていた。就任宣誓が行われる正午までには、入場できなかった人々が街を徘徊し、テレビがあるスポーツバーやレストランに詰めかけた。

■超満員のMAGA支持者

 筆者も結局、そのスポーツバーのひとつで見ることになったが、超満員のMAGA支持者はトランプ氏の一挙一動に大歓声だ。話しかけると「これでアメリカがまともな国になる」と満面の笑み。今日は彼らにとってチーム・トランプの勝利を祝う大パーティーなのだ。

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