スポンサーのマーケ担当者が明かす大谷の「最大の魅力」 伊藤園がド軍、MLBともパートナーシップ契約締結

公開日: 更新日:

負のイメージがない、アンチいない最適な人材

 日本では企業が特定の球団や選手のスポンサーに付くと、他球団のファンから反発を招くケースもある。ライバル球団のファンからアンチが出現し、企業の業績に少なからず影響を与えるといわれるが、同社のマーケーティング担当者は「大谷選手に関してはアンチが発生せず、企業にとって負のイメージをもたらすことがないのは最大の魅力です」と明かす。

 大谷は日本はもちろん、米国でも好感度は高い。特に10代の若者と60代の女性からの支持を集めているという。

 大谷は投打の二刀流として結果を残し、23年にはアジア人初の本塁打王のタイトルを獲得。3度のMⅤPを受賞している。昨季は前人未到の「50‐50」(54本塁打、59盗塁)を達成するなど、異次元のパフォーマンスを披露してきた。

「投打ともハイレベルなことに加え、グラウンドでの審判や相手ベンチ、選手をリスペクトする振る舞いは素晴らしい。そんな人間性から、日本や米国で大谷選手に不快感を抱く消費者がほとんどいないため、企業のイメージキャラクターとしては最適な人材です」(前出の関係者)

 米調査会社「スポンサーユナイテッド」が11日に発表した米5大プロスポーツのスポンサー収入によれば、MLBは18億4000万㌦(約2900億円)でNFL(アメリカンフットボール)の23億㌦(約3630億円)に次いで2位。中でも大谷の加入で日系企業12社と契約し、計7000万㌦(約110億円)の増収があったドジャースが大きく貢献したという。

 広告業界における大谷の市場価値はドジャースだけでなく、リーグ全体を潤おしている。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷にとって、今オフド軍に加わった佐々木朗希の存在は「お荷物」になりかねない。メジャー移籍1年目で右も左も分からなくて、体力面も含めて課題だらけ。そんな同郷の後輩に大谷が何かと世話を焼くことになるのは目に見えていて、そこに「大谷の事情」も重なるからだ。いったいどういうことか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  5. 5

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  1. 6

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の立場を左右する? サイ・ヤング賞左腕が復帰へいよいよ秒読み

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  5. 10

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  5. 5

    加賀まりこ「鈴さん」人気沸騰中!小泉今日子と《そっくり》の母親役でフジ月9“夢の共演”を待望する声

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    永野芽郁「文春砲第2弾」で窮地…生き残る道は“悪女への路線変更”か?

  4. 9

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  5. 10

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった