佐々木朗希ライブBP初登板で安打のエドマン太鼓判も…球威が増すほど高まる「右肘故障」リスク
ドジャース・佐々木朗希(23)が日本時間20日、キャンプ初のライブBPに登板し、延べ9人に27球を投げて1安打、1四球、2奪三振。直球の最速は95マイル(約153キロ)をマークした。
打撃ケージ裏から、大谷やベッツとともに見守ったロバーツ監督はルーキー右腕について「最初のBPでサイ・ヤング賞級の投球など望んでいない。彼の武器であるストレートが3ケタの球速(100マイル=約160キロ)を記録するのは、これからステップを踏んでからだろう」と、登板が予定される日本開幕シリーズ第2戦に向けて上がり目を期待した。
佐々木から唯一、安打を放った昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズMVPのトミー・エドマンは「力のあるストレートと、落差の大きいスプリットがあるのは知っていた。現時点でスプリットがどれだけ落ちるのか見たいと思っていたけど、良かった。直球、変化球もまだまだ良くなるね」と、開幕に向けて太鼓判を押した。
米メディアによれば、エドマンは「球威が増せば、スプリットがより生きてくるだろう」と期待を口にしたそうだが、佐々木の球威が増せばその分、右肘へのダメージは計り知れない。米国では、肘の靱帯への負担が激しいのは変化球よりも100マイルを超える速球という調査結果があるからだ。