なでしこ 総合力の高さを生む「世代の融合」…シービリーブス杯2試合連続4発快勝
さらに「年齢的バランス」の良さを挙げたい。
オーストラリア戦の中盤3人衆はチーム最年長の34歳DF熊谷、28歳MF長谷川、25歳MF長野だったが、コロンビア戦では熊谷に代わって27歳のMF三浦成美(ワシントン・スピリッツ)がアンカーに入って19歳MF谷川、25歳MF宮沢ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)と「逆三角形」を形成。攻守に躍動してチームの快勝を支えた。絶好調のFW田中は30歳、2戦連続で先発したDF古賀塔子(フェイエノールト)は19歳。現なでしこは、世代の違う選手たちが融合することでチーム力をアップさせている。
第3戦は日本時間27日に世界1位の米国と対戦する。試合のペースを握られる時間帯も多くなるだろうが、中盤をきちんと組み立てながらゴールを積極的に狙い、世界女王を撃破してもらいたい。
(鈴木良平/サッカー解説者)
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ところで、初の外国人“イケオジ監督”は、なでしこを復活させられるか。関係者が指摘する重大な「懸念材料」とは、いったい何か。いま、なでしこで何が起きているのか。
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