新生なでしこが米国撃破で国際親善試合初V!キラリと光る「3つの勝因」
初の外国人指揮官を招へいした「なでしこジャパン」(FIFA世界ランク8位)が、アメリカで開催された「シービリーブス杯」の決勝(日本時間2月27日午後0時30分キックオフ)で世界ランキング1位のアメリカと対戦。2-1で勝利して大会初優勝を成し遂げた。
ニールセン新監督の初陣で世界女王を倒してタイトルを獲得――。
もちろん結果を出したことは「素晴らしい」のひと言だが、何よりも「試合内容の充実ぶり」「攻守のバランスの良さ」「若手の溌溂としたプレー」に感銘を受けたことを最初に明記しておきたい。
今大会の新生なでしこは「4バック」「DFラインの前にアンカーを配した逆三角形の中盤」「3トップ」の基本布陣で戦った。
攻守の連動面で「肝」となるアンカー(中盤の最終選手)に初戦はチーム最年長の34歳のDF熊谷紗希が、2戦目は27歳のMF三浦成美が、そして3戦目はボランチが主戦場の25歳MF長野風花が入った。
アンカーを試合ごとに代えてもDFラインとの連係、若手サイドアタッカーとのコンビネーションは上手く機能し、攻守のバランスも非常に良かった。