ミラノ五輪メダル候補が合宿中に交通事故…スピードスケート新濱立也は「ケガの功名」にできるのか
「大一番になると緊張してしまうのか、性格が優しすぎるのか、自信を持っていけば結果を残せる選手なのに、失敗を恐れるあまり身体のコントロールを見失ってしまう。悪いことを忘れられない繊細さを持っているかもしれません。学生時代にも転倒したりバランスを崩したり、レース本番になると周囲が『お願いだから転ばないで』と願っていたのが印象的でした。今年2月のW杯最終戦で500メートルで優勝するなど調子を上げていた矢先だったので、こういうアクシデントは残念です。絶好調だと力みすぎてしまうタイプ。ケガや故障から復帰して少し肩の力が抜けたくらいの方が力を発揮できるかもしれません」(岡崎氏)
昨年3月には練習中に腰椎骨折の大ケガを負うも、10月の全日本距離別選手権で500メートル、1000メートルで優勝。1000メートルは国内最高記録をマークした。
ミラノ五輪まで10カ月。再び奇跡の復活劇を見せることはできるか。
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記事本文中にも登場する岡崎氏は以前、日刊ゲンダイで連載コラムを執筆。オリンピアンとして自身の半生を振り返りつつ、元アスリートならではの独特な視点から綴られたそのコラムは、関連記事【岡崎朋美のすべらないい話】…から要チェックだ。