天皇杯東京都予選準決勝取材「南葛SCから目が離せない」と思った理由 決勝は明治大vs法政大
昨シーズンは2回ほど風間監督が就任してから南葛SCの試合を取材したが、たった数カ月でチームとして「ボールを大事にする」「パスをつなぐ」が劇的に向上していたのは驚きだった。
それでも当時の風間監督は「まだまだです。これからですよ」と笑って、あまりサッカーの話はしなかった。
明治大との試合では、前半40分にFKから先制してリードを奪った。
しかし後半に3連続失点して1-3の逆転負け。昨シーズンの関東大学サッカーリーグ1部で無敗優勝を果たした明治大は、さすがにスキがない。
J1リーグに例えるなら京都や町田、J2リーグなら大宮と言ったところだろうか。
まず個人のスキルが平均して高い。にもかかわらず、攻守でボール際のインテンシティが高く、走り負けないスタミナもある。
練習環境の違いから、大学勢と社会人リーグのチームとの試合では、試合開始から大学勢がパワーとスピードで社会人チームを圧倒することが多い。