日本ハム古林睿煬の「攻略法」を台湾球団元コーチが明かす「高めに抜ける直球の見極めがカギだが…」
「かつて西武で一緒にプレーした台湾人助っ人の郭泰源さん(通算117勝)と同様、真っすぐが速く、ホップ成分も豊富です。高めはもちろん、低めにも伸びのある直球を投げ込んでくる。高速スライダーやシュートを駆使した郭さんとは投球スタイルは異なりますが、カーブ、スライダーに加えて、フォークの質が高い。高めに抜ける直球の見極めが攻略のカギを握る半面、目線を下げてしまうとフォークに手が出てしまう。真ん中付近にコースを絞るなど対策を立てたものの、打ち崩すのは容易ではありませんでした」
実際、この日の楽天打線も、初回に先頭打者の村林が高めの直球に手を出し、一塁ファウルフライに倒れるなど、高めの見極めに手を焼いていた。
さらにこの日の古林は、無四球とコントロールも冴えた。
「台湾時代はズバぬけて制球が良いイメージはなかったが、日本で制球力に磨きをかければ、いよいよ手が付けられなくなるのではないか」
とは、前出の垣内氏。
ゆくゆくはメジャー挑戦も視野に入れる古林。実力はダテじゃないことは間違いない。