フランスで120万部、世界39カ国で翻訳出版 作家D・フェンキノス氏に聞く

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■11月20日に発売されたDVDの主演女優はオドレイ・トトゥ

 秋の夜長に極上の恋愛小説を読むのもいいだろう。恋愛モノというと、ついつい、男性は引いてしまうが、この小説はまったく新しいスタイルで描かれたものだ。書名は「ナタリー」(早川書房 1700円)。フランスでは123万部も売れて、実に世界39カ国で翻訳されている。一昨年、フランスで映画化され、そのDVD版が今月20日、発売になった。

 小説から読むか、DVDから見るか。実はDVDの監督は2人いて、ひとりは小説の作者自身、もうひとりは作者の兄だ。フランス大使館とアンスティチュ・フランセ日本の招きで来日した超売れっ子作家に執筆の裏側を聞いた。

「ナタリー」は主人公の名前である。美しく聡明な女性で、カフェで声をかけられたフランソワと恋に落ちるところから物語は始まる。2人は幸せな生活を送っていたが、ある日、フランソワは不慮の事故で死んでしまう。以後、恋愛に背を向け、仕事に没頭するナタリー。女好きの社長、シャルルが何度も口説くが、彼女は寄せ付けない。「二度と誘わないで」とはねつける。

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