「究極の純愛小説を、君に」浦賀和宏著

公開日: 更新日:

 高校2年の八木が所属する文芸部の男女8人は、夏合宿のため富士山麓の樹海近くのペンションに滞在。夜、顧問の中谷は八木らに課題を与え、密かにペンションを抜け出す。数カ月前、中谷はこのペンションに宿泊していた妻とその愛人を殺して埋めた。妻の失踪届は受理され、中谷に疑いがかかることはなかった。しかし、ある事情から2人を埋めた場所を掘り返さなければならなくなった中谷は、カムフラージュのため合宿を計画したのだ。翌朝、八木たちが起きると中谷が消えていた。

 そして、保険調査員の琴美は、7年前に24歳で失踪した八木の行方を追っていた。

 複雑な構成で読者を魅了する長編ミステリー。(徳間書店 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議